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刑事とJK~続編~

第15章 すれ違い



――――――――――



「斉藤!!」


南は早足でこっちへ歩いてきた

バンッと机を叩き、身を乗り出す



「水族館爆発事件での犯人の供述は本当か!?」


「?」


「だから、小泉がいたっていうのは本当か!!?」



その話か…という感じで、斉藤は椅子に座り直した



「ああ…間違いねぇよ」



「小泉が、犯人に泡吹かせたっていうのもか?」



「ああ」



「…犯人の嘘だったりっていう可能性は?」



「あの時、ゆうひが一緒にいたんだ…、小泉と…」



「え!?」



驚く南の前で、斉藤は机に額を乗せた



「オレ…どうしたらいいのか、わかんねぇよ…」



「…」



南はその机に座った



「…ゆうひちゃんと、何かあったのか?」




「なかったら…悩んだりしねぇ…」



「…話くらいなら、聞いてやるけど…」



斉藤は顔を上げた




「…昨日…――――」















と、何があったのかを南に話した




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