刑事とJK~続編~
第16章 お義父様、お義母様!!
どこか悔しがった斉藤は、源十郎に向かって
「オレの子だ!!」
と叫んだが
源十郎は堂々と無視
「ゆうひさんの子なら、さぞかし可愛いだろうに」
『いえそんな…///』
「オレの遺伝子も半分入ってるからな!!」
「私みたいに、子育てに失敗しないように…」
源十郎は優しい顔をした
『はい』
「"はい"って何だよ!?
オレは子育て失敗作か!?」
源十郎の目が冷たく斉藤に向けられる
「口やかましい男だな、少しは静かに出来んのか?」
「育てたのはてめぇだろジジイ」
「そんな覚えはないな」
「さっき子育て失敗したっつってたじゃねぇか!!」
ゆうひと光子は苦笑い
『斉藤、ケンカはやめようよ』
「源十郎さんも、意地張らないで…」
源十郎はなだめられたが、収まらず
立ち上がった
「だいたい、この馬鹿から家を出て行ったんだ!!
今さら育てた親のせいにされても困る!!」
「おめぇの育て方が、糞みたいなもんだったから出て行ったんだよ!!
頑固親父!!」
「強情息子!!」
「くたばれ!!」
「野垂れ死ね!!」
フンッとお互いそっぽを向いた
『…親子だね』
「「こんな奴親子じゃ
ねぇ!!
ない!!」」
『あ…すぃません…』