刑事とJK~続編~
第28章 次のステージへ
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「おい南…大丈夫か?」
「かすり傷だ」
食堂にて、南と藤野は犯人を捕らえることができた
ただ、南は撃たれ、足に軽傷を負ってしまったが…
「じゃ、人質の縄でも解くか」
藤野がレポートキャスターの縄に手を伸ばしたとき
突然地面が揺れた
「うおっ!!」
「…!?」
思わず柱や壁に手をついた
「じ、地震か…!?」
「いや、爆発だ」
…小泉が、また何かしたのか…?
「とにかく…」
南は人質たちの後ろに回り、縄を解いていった
キャスターの口に巻いてある布を取ってやる
「っはぁ…あ、ありがとうございます…///」
「いえ」
全員を解放し、岩崎に連絡を取った
「もしもし、岩崎さん…南っす」
《はいはい、監視カメラに映ってるよ~》
南はキョロキョロと辺りを見回し、カメラを見つけた
「人質…どうしましょうか?」
《そうだね~、今外へ連れていくのは逆に危ないだろうし…管理塔に連れてきてくれないかな?》
「わかりました…あの、斉藤たちには何かありましたか?」
《あ~、途中でカメラが爆発に巻き込まれちゃってね…よくわかんないままなんだよ…》
「そうですか…じゃあとりあえず、人質は管理塔に連れていきます」
《うん、ありがとうね。気をつけて》
電話を切ると、南は全員に指示を出した
「今から、俺らに付いてきてください。
犯人はきっとまだウロウロしているはずなんで、充分気をつけて」