刑事とJK~続編~
第4章 刑事始動
「まさかあんた、初めっから…!!」
「"Momoe"に似た人物がいたって情報が入ってきてさ、
ガイドになって監視させてもらってたよ」
長谷川は勝ち誇った笑みを浮かべた
「…明のせいよ…
明が勝手なことしなければ…」
「"今回は売買をせずに日本に帰るはずだったのに…"ってか?
旦那が捕まったウサ晴らしに、また密売しちまったけど…、
どうやら裏目に出たようだな、ははは」
「くっそぉお!!!」
「あらあら、あのおしとやかな細川百恵さんはどこへやら…。旦那さんが、三宅舞を選ぶのもわかる気がするよ…
連行しろーい」
警官隊は二人を連れていった
「ふぅ…たく…」
大事な弟子の新婚旅行、めちゃめちゃにしてくれやがって…
「長谷川刑事!!」
「あ、アンソニー
今回のシェフ、良く似合ってたよ」
「うぅ、余計なお世話です。
それよりも、日本語をあれだけ覚えたことを褒めてください…。
とにかく、事件解決ご苦労様です」
「お互い様、ご苦労さん。
…にしても包丁盗まれるとか不覚だよね」
「そこは…すいませんでした…」
「ははは、まあ、君も刑事だし仕方ない。
俺がコックで君が副コックなら、雷落としてるけどね(笑)」
「本当にすいませんでした…」
「だから、仕方ないってば…」
長谷川はちらっと自分の腹を見た
「…」
やっぱり、もうちょっと痩せようかな…?