刑事とJK~続編~
第6章 どうする飛鳥…!!
料理を食べ終わると飛鳥は食器を片付けた
南と清隆も、自分の分の食器は流しまで運んだ
「ありがと」
飛鳥は南に言った
清隆には、言わない
清隆は、まあそれは当たり前のこととして飲み込んだ
「よかったら、お風呂先に入っといて」
「ん、わかった」
南はキョロキョロと探しながら風呂場へ向かった
飛鳥は洗い物をしている
清隆は、何か手伝った方がいいかな…とは思うが、また怒られそうなので
ただ見ていることにした
「ん…と」
普段出さない食器まで出したので、飛鳥はそれを食器棚の上の方に片付けようとした
しかし、少し手が届かない
怒られることを覚悟で、清隆はその食器を取って片付けてやった
「…」
そそくさと離れようとすると、飛鳥は
「ありがとう」
と言った
「――…」
清隆は思わず飛鳥の方を振り向いた
飛鳥の顔は、笑ってはいなかったが
照れ臭そうにしていた
「…」
それが堪らなく可愛くて
ごめん
と思いつつ、抱きしめてしまった
「…清た…///」
「…やっぱり…好き…///」
「…///」
懐かしい匂いがする
清隆は、清隆なんだ
とか意味のわからない解釈をした
飛鳥の手が、清隆の背中に伸びた