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「お父さん…私、もう少し前に進んでみようかな」


私はお父さんに何故か話していた。


「いいんじゃない。アイツが先に進めるようにしてやってよ」


でもお父さんは言葉の意味をちゃんと理解してくれていた。


「はい」


ステージでは麗花さんが色っぽく『LET'S DO IT』を唄っていた。


時折、潤平と目を絡ませて唄う麗花さんに少し嫉妬する私がいる事を自覚した。



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