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君が欲しい

第27章 さようなら

僕らDERUTAはスタジオで練習だった。


莉緒と僕はスタジオでコンビニ弁当でランチを済ませ、
僕はアレンジの手直しをしていた。


他のメンバーは外に食べに行って、莉緒と二人きりだった。

莉緒がテーブルを挟んで真ん前で譜面の上を動く、僕の手を眺めていた。


「ねえ、潤平は彼女と長いの?」


「う~ん分かんない。付き合ってないから」


「何それ?」


「俺もよく分かんない」


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