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君が欲しい

第28章 落胆

あれから君は本当に僕の前から消えた。


学校で見かける事はあっても、僕とは目を合わせる事もない。


君は本当に僕を嫌いになったのだろうか?


それともまだ腹を立てているのだろうか?


正直何もする気がしない。


息をするのも面倒なくらいだ。


DERUTAのライブの日は行かなくてはならない。


でもそれ以外はピアノさえ弾く気力がない。


頭ん中君の『さようなら』の言葉だけがリピートする。


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