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君が欲しい

第32章 欲しいのは

君から体を離しソファーから離れた。


「ごめん…真緒のせいじゃなかったみたい」


僕は君を見ないで言った。



君は起き上がり、カバンを持って黙って家を出て行った。


センターテーブルには僕が君に贈った鍵が置かれていた。


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