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君が欲しい

第34章 帰り道

電車を降り、駅を出た。


「俺、同じ方向だから落合さん送ってく。
南、佐伯さんよろしく」


山寺は君を僕に託し落合さんとさっさと反対方向に歩き出した。


おい、困る!


二人にしないでほしい。


しかしもう遅かった。


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