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君が欲しい

第34章 帰り道

「南君!」


君は僕を呼び止めたから、
僕は少し期待して振り返った。


少し間を置いて


「…おやすみなさい」


と言った。


「ああ、おやすみ」


君はパタパタと走ってマンションの中に入って行った。


結局君の姿が見えなくなるまで見送った。


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