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「・・・俺は、真緒にも自分にも誠実じゃなかった。

嘘ばかりついて自分の気持ちに隠してたよ。

俺は真緒の事を一度だって友達と思った事はなかった。


真緒への気持ちを隠す為に、
嘘がどんどん積み重なっていった。


仲村の言う通り俺は嘘つきで冷酷で、
誘われれば好きでもない女と寝るような最低なやつ。


真緒はそれを見抜いていたから、
俺の気持ちを受け入れられなかったんだと思う。


俺も心のどこかでそんな自分を認めていたから、
自信がなくて真緒に好きと言えなかったよ。