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君が欲しい

第40章 君を愛す

僕の指は君の頬に触れ、その柔らかい髪を掬う。


君は大きく息を吸って吐いた。


ゆっくりと顔を近づけると鼻先と鼻先が少し触れた。


君は見つめながら唇を色っぽくあけるんだ。


僕を待っている君の顔はいつもよりずっと女だ。


僕は少し焦らしてほんの少しだけ君の唇に唇を掠める。


君は僕の首に手を回し、ねだるような目で見た。


それを見て僕は望み通り唇を重ねる。


可愛い君の唇は僕の唇を何度も欲しがる。


君の唇を甘やかし、何度も味わう。


リップ音は部屋に響き渡る。


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