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君が欲しい

第7章 疑惑と嘘

小川は訳分かんないって顔していたが、頷いた。


しばらくすると君が小川の後ろから現れた。


「佐伯さん!こっち。」


君に手を振って拱いた。


「南君…何かな?」


君は仲村の顔をチラチラ見ながら、少しオドオドしていた。


「仲村がさ、金曜の夜、俺と佐伯さんが手を繋いで歩いてた噂聞いたんだって。

理由が知りたいらしいよ。
俺から話していい?」


「う、うん、南君からお願い。」


君は僕に任せてくれた。


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