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君が欲しい

第9章 届かない想い

また仲村達が僕の席のそばで話している。


そんなうるせーのに、僕が本気で寝てると思ってるようだ。


「とうとう真緒とさーヤったんだよね。」


聞こえてたけど、寝たふりをする。


ああ、君は本当に仲村のものになっちゃったんだね…


ショックだけど、いずれそうなると覚悟は出来ていた。


あの手の早い仲村が、よくぞここまで耐えたものだと逆に感心する。



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