ギャグ系超短編集
第1章 お前を攻めるオレ
オレはお前を開かせる。
何故なら、お前が欲しいから。
どんなに固く閉じてオレを拒んでも、もう我慢なんてオレに出来る筈もない。
お前を開かせ、思うままに指を伸ばし、蕩けるようなお前自身を、オレは存分に味わうんだ。
だから、優しくなんて出来ない。
例えば道具を使ったとしても、それは余りに頑ななお前が悪いのであって、
オレには落ち度など無いのだから…。
そしてオレは右手にそれを持ち、左手でお前をしっかりと抑えた。
ジャキッ…!ジャキジャキッ…! ガサッ
「あ~、やっと食える!新作のチョコ!」
「……ってか、どんだけ手で引っ張っても開かないって…、この袋、不良品じゃね?」
オレはお前を口いっぱいに頬張り、呟いた…。