無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「皆様、お待たせ致しました。本日はブラックジャックにご参加頂き有り難う御座います。
私は本日レフリーを勤めさせて頂きますライオンです」

恭しい口調でライオンと名乗ったレフリーが頭を下げる。

わざとらしい丁寧さがケムリとはまた違った憎悪感をほのかに抱かせる。

「皆さんに今日行って頂くゲームはトランプの定番ゲーム、ブラックジャックとなります」

ご存じかとは思いますが、と前置きを置いてライオンはブラックジャックのルール説明を始める。



合計数が21に近いほど強いというルールで１はそのまま１か11に計算することが出来る。


絵札は全て10と計算する。


プレイヤーはトランプを二枚オープン状態で配られ、ディーラーは一枚オープン状態で二枚配られる。


21に近づけるためにもう一枚引くか、やめるかを決める。引くならヒット、引かないならスタンドと告げる。


プレイヤーがディーラーと呼ばれるトランプを配る親より21に近ければ勝ち。掛け金の倍額貰える。


ディーラーの方が21に近い、もしくはプレイヤーがカードを引きすぎ21を越えれば負けとなる。


負けた場合は掛け金は全て没収となる。