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第4章 脱出不可能
ほのかと小石川は物品搬出口の脇にあった正面出入口と書かれた小さなドアからから建物の外に出る。
「おめでとうございます! 吾郷ほのか様、脱出一番乗りで勝者決定!」
ケムリはクラッカーを鳴らし、沈黙する三人の空気をまるで読まないはしゃぎっぷりをみせる。
「ふっ……ふざけんなよ!」
竜崎がケムリの胸ぐらを掴むと、ケムリはにやにやしながら拳銃を竜崎の顎に当てた。
「ふざけてなんかいません。竜崎一司さんは正面出入口以外から建物の外に出たから失格なんです」
「イカサマだろうが! 詐欺だろう!! 根性のヒン曲がった詐欺じゃねぇか!」
「もちろん引っ掛けですよ。それもほとんどイカサマの引っ掛けです。しかしそれを見抜くのもゲーム」
悔しいがケムリが正しい。
小石川も竜崎もほのかも反論出来ない。
「おめでとうございます! 吾郷ほのか様、脱出一番乗りで勝者決定!」
ケムリはクラッカーを鳴らし、沈黙する三人の空気をまるで読まないはしゃぎっぷりをみせる。
「ふっ……ふざけんなよ!」
竜崎がケムリの胸ぐらを掴むと、ケムリはにやにやしながら拳銃を竜崎の顎に当てた。
「ふざけてなんかいません。竜崎一司さんは正面出入口以外から建物の外に出たから失格なんです」
「イカサマだろうが! 詐欺だろう!! 根性のヒン曲がった詐欺じゃねぇか!」
「もちろん引っ掛けですよ。それもほとんどイカサマの引っ掛けです。しかしそれを見抜くのもゲーム」
悔しいがケムリが正しい。
小石川も竜崎もほのかも反論出来ない。
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