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Eternal Love…

第13章 お兄ちゃんの彼女


「それじゃゆっくりしていってください!!莱香さん!!」

言い逃げするようにあたしはその場から離れた。

"恋人"という肩書きでお兄ちゃんの隣にいる莱香さんを見るのが辛い。

自分の部屋に入るなりあたしはベッドにたおれこんだ。

「うっ……ふぇ……っく」

気が緩んだとたん大粒の涙が頬を伝う。

拭っても拭っても涙は止まらない。

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