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───────次の日の放課後｡

俺は憂鬱な気持ちで屋上にいた｡

今日これから…

ららを完全に突き放さなくちゃいけないから｡

莱香の提案だった｡

自分の目の前でららを突き放さないと嫌がらせを続けると｡

傷付けたくないのに…傷付けなくちゃなんない｡

見たくない泣き顔を見なくちゃならない｡

嫌われたくないのに…嫌われなくちゃならない｡

でも…ららが幸せになるなら
耐えなくちゃならない｡

「はぁ…」

大きなため息がこぼれる｡

「まだ心の準備ができてない?やっぱり無理?」

「莱香…」

ガチャと屋上の扉を開けてゆっくりと俺に近づいてきた｡