Eternal Love…
第26章 決戦!体育祭!
「位置についてよーい!」
パンっ!
ピストルの音で借り物競争スタート。
応援席からも順番を待っている人たちもみんな頑張れーっと応援してる。
今のところ青1位,赤2位,黄3位という…あたしの軍が負けてる状態。
「ららそろそろ足しばるよ」
「うん」
手ぬぐいであたしと結衣の足をきつく縛る。
「あたしは右足,結衣は左足からね!」
「その場で練習してみよっ」
せーのでいちに♪いちに♪と掛け声をかけながらその場で足踏みする。
なかなかいきぴったりでこれならいけるかもしれない。
「ららっ!頼んだよっっ!」
「うん!」
あたしと結衣のペアのひとつ前のペアに黄色のたすきを貰って肩にかける。
『せーのっっ!いちに♪いちに♪』
結衣としっかり呼吸を合わせて走る。
練習の成果か…あたしたちがいきぴったりなのか…少し前を走る赤軍の人たちに追い付いた。
よし!これなら抜かせるかもっっ。