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Eternal Love…

第26章 決戦!体育祭!


お題を見つめながらただ立ってることしかできないあたし。

すぐ傍には…

大好きなお兄ちゃんがいるのに。

『一緒に来て』

その一言が言えないの。

「ららーっ!借り物できたー?」

遠くから結衣の声が聞こえて振り向くと司を連れて走っていた。

「それが…まだ…で」

声…かけにくいんだもん。

でも一か八か…当たって砕けなきゃだよね?

「お…お兄ちゃん!…一緒に来て!」

精一杯の声で言った。

…お願い

…来て

「いいよらら」

「えっ!?いいの!?」

「うん。だってお題なんだろ?」

まさか…おっけいしてくれるとは
思わなかったから…

ものすごく


嬉しい。

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