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「どうよ!?司!このららの可愛さ」

どどーんっ!と見せ物のようにあたしを見せびらかす結衣｡

「～～～～～～っっ」

あたしのチアガール姿を見た司は口元を手で覆って目を見開いていた｡

あぁ…似合ってないのかも｡

「似合ってない…よね?」

「…ばかっ｡その逆｡めちゃめちゃ…可愛い…」

似合わないって言われると思ったのに可愛いと言われてしまって…あたしも反応に困ってしまう｡

「あ…ありがとう」

ちょっと照れくさくなって顔がほんのり赤色に染まる｡

そんなとき

「キャーーーっっ!」

と女の子達の黄色い声があちこちで
飛び交っている｡

その黄色い声の元凶は…


真っ黒な学ランに青のライン
そして長い青のハチマキを身にまとった


お兄ちゃんだった｡