テキストサイズ

Eternal Love…

第28章 好きだよ。


カップル障害物リレー…

ちょっと出てみたいかも。

仲よさをアピールできるいい競技なんだよねこれ。

去年のお兄ちゃんの体育祭を見に来たとき思ったんだよね。

ちらりとお兄ちゃんに視線をやるとお兄ちゃんもあたしを見てくれる。

「…でたいのか?」

あたしの目を見ただけで考えてることが分かるお兄ちゃん。

「うん,だめ?」

だってせっかくお兄ちゃんと恋人同士になれたわけだもん。

周りのみんなに自慢したい。

お兄ちゃんはあたしの

『彼氏』

なんだよって。

「しゃーねぇな。ららの頼みだし」

ぐしゃぐしゃっと頭を撫でてくれるお兄ちゃん。

それがくすぐったくて
でもその仕草が好きで。

もっと撫でていてほしくなる。

「ありがとっ!大好きっ!」

あたしのお願いで

憧れのカップル障害物リレーに参加することになった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ