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Eternal Love…

第31章 12月24日


店内を物色していると気になるチラシを見つけた。

そこには…


─────★手作り香水★─────

もうすぐクリスマスの時期になってきました!当店ではクリスマスの時期限定であなただけのオリジナルの香水が作れるキャンペーンを行っています。恋人や友達などに贈るもよし!また自分への贈り物でもよし!あなただけのオリジナル、作ってみませんか?

香水1ボトル:5250円

─────────────────


「…これだっっ!」

お兄ちゃんへのプレゼントこれにしよう!

さっそく店員さんに話をすると
これから作れることになった。

「ではお客様の好きな香りで香水を作ってください」

「はい!」

お店の少し奥の方で香水作りをすることになった。

あたしの他にも2人、
香水を作りに来ている人がいた。

「よしっ!絶対いいにおいの香水作るぞっ」

いろんな香りをかぎながら
ちょっとずつ混ぜて作っていく。

お兄ちゃんはどんな香りが似合うか
頭と嗅覚を使って、香水を作る。

「お客様はプレゼント用ですか?」

香水を作ってる最中、
店員さんに話しかけられた。

「はい!実はクリスマスイブの日、大切な人の誕生日で…!プレゼントにいいなと思って!」

「そうなんですか!素敵ですね!当店のオリジナル香水、2種類の香水をお作りしますと、その香水が混じると新しい匂いができる仕組みになっているんですよ。ですので、お客様用のも作ってみてはいかがですか?」

「それいいですね!」

香水が混じるって言うのは
その香水をつけたもの同士が
引っ付いたり近くにいると
匂いが混ざって新たな匂いができるもの。

2人で1つって感じ!

すっごく素敵!

思わず惹かれてあたしの分も
作ることにした。


お兄ちゃんの香水は
爽やか系の香り。


あたしの香水は
甘い香り。


2つ混ざったときの香りも
きつくなくいい感じに仕上がった。


我ながらいいものできたっ!


「お客様とてもセンスがいいですね」

店員さんにも褒められ、

お兄ちゃんの方の香水を
可愛くラッピングしてもらった。

「えへへっ喜んでくれるといいな」

出来上がった2つの香水を片手に
渡すのが待ち遠しくなってしまった。



あぁ~!
早く渡したいな!



どんな顔するだろ?

喜んでくれるかな?

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