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Eternal Love…

第32章 初めてをきみに…


──────やっと伝えた。


『あたしを…もらって…下さいっ…』


心臓は破裂寸前で
ドキドキが止まらない。

緊張して手が少し汗ばんできた。

顔も……きっと真っ赤だろう。

顔全体が…熱い。

「らら…お前言葉の意味わかってんのか?」

「わかってる…あたし…っ。お兄ちゃんとひとつになりたい────」

そう言うとお兄ちゃんは
あたしを痛いぐらいに
きつく抱き締めてきた。

「…本当にいいのか?やめてって言ってもやめられねーぞ?俺」

「やめなくていいよ…。体ごと愛して…下さい」


そしてどちらかともなくキスをして
ドサッとベッドの上に押し倒された。

あたしの上に覆い被さるお兄ちゃん。

ゆっとりと目を閉じると

今度は深いキスをする。

「んっ………ふ…っ…」

味わうかのようにゆっくりと
お互いの舌を絡め合わせる。

チュッ…クチュ…っと
厭らしい音が耳に入ってきて

興奮してしまう。

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