Eternal Love…
第32章 初めてをきみに…
ぐぐぐっと…
自分のなかにお兄ちゃんのが
入ってくるのがわかる。
「らら痛かったら言えよ?」
あたしの手をぎゅっと
握り締めてくれるお兄ちゃん。
「…ったぁ…っ」
痛さに目に涙が溢れてくる。
「らら…力抜け…っ」
「ん…っ!わかっ…」
頭では分かってるけど
痛くて力が入る。
「らら…大丈夫か?」
「大丈夫…っ!…だよっ」
あたしがそう言うとお兄ちゃんは
ゆっくりと動き出した。
始めこそ痛かったものの、
痛みはだんだんと薄れていき、
それが快感に変わってゆく。
「ぁん…っ!あっ…んんんっ…!」
脳が揺さぶられて
なにも考えられなくなる。
「らら…っ。ずっと…ずっと…っお前だけが欲しかった。このさらさらの髪も華奢な体も唇も…全部。今まで貰ったどのプレゼントよりも一番嬉しい…っ」
「お兄ちゃん…っ!あっ…!」
「この指輪とららに約束する…。絶対離れないから。一番にお前の幸せ祈るから」
そういってお兄ちゃんは指輪にちゅっとキスを落とした。