オレンジ
第12章 絡まる鎖
聞かされたのは『氷の女王』の事だった。私に嫌がらせをしていた張本人であり、でも誰がやっていたのか未だに謎だったが。どうやら、怪しい人物が私達の班の中に居るらしいということだ。
その候補として“野原刹那”が怪しいと睨んでいるようだ。だからなのか、野原に隣を許しているのだろうか。というか、私は嘘を付かれていたらしいようです。
知らないと言いつつ、知っているくせに何故嘘を付く必要があったのか。そこが少し引っ掛かり、私は中垣に言っていた。
「律は野原ちゃんを知らないって言っていたんですけど、どう思います?」
「さぁなぁ、俺が分かる訳ないだろ……」
と返された。
それに、私は名取が言っていた“ゲーム”というのも気になっている。だから、中垣にもう一度問う
「中垣君はゲームが何なのか御存知ですか?」
「何の話だ? 俺は知らないぜ……」
そう言うと、首を傾げる。
本当に知らない様子に私は考えていた。ゲームとは何なのか、私が駒って名取は言っていたし聞くなら名取から聞き出すしかないようだ。
一応、名取には逆らえない立場であるが、話を聞き出すくらいは出来るだろう。そう考えていると、中垣が不意に顔を除き混んでいた。
「で、俺話したけどお前は?」
「え? 私は……
な、何も知りませんよ」
その候補として“野原刹那”が怪しいと睨んでいるようだ。だからなのか、野原に隣を許しているのだろうか。というか、私は嘘を付かれていたらしいようです。
知らないと言いつつ、知っているくせに何故嘘を付く必要があったのか。そこが少し引っ掛かり、私は中垣に言っていた。
「律は野原ちゃんを知らないって言っていたんですけど、どう思います?」
「さぁなぁ、俺が分かる訳ないだろ……」
と返された。
それに、私は名取が言っていた“ゲーム”というのも気になっている。だから、中垣にもう一度問う
「中垣君はゲームが何なのか御存知ですか?」
「何の話だ? 俺は知らないぜ……」
そう言うと、首を傾げる。
本当に知らない様子に私は考えていた。ゲームとは何なのか、私が駒って名取は言っていたし聞くなら名取から聞き出すしかないようだ。
一応、名取には逆らえない立場であるが、話を聞き出すくらいは出来るだろう。そう考えていると、中垣が不意に顔を除き混んでいた。
「で、俺話したけどお前は?」
「え? 私は……
な、何も知りませんよ」