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第6章 おまけ♪長谷川律(視点)

平常心を保ちつつ

「ん?」

と言うと、彼女の表情は柔らかく微笑みながら俺に両手を伸ばした。

スルリと巻き付く細い腕が首に回り
俺に抱き付く。

「お、おい!?
……睦月?」

かなり動揺する俺に、睦月はニコッと笑い

「大好きです……」

そう言って、カクンッと腕から力が抜けて寝息が耳に届いていた。




は?




いまなんて……




『ダイスキ』って……



言ったか!?


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