テキストサイズ

天然男子を攻略せよ

第1章 幼馴染みな二人



メールをしてから間もなく私のケータイが机の中でブルブルと震えた。


周囲の人には気付かれたみたいだが先生には気付かれてないようだ。


――――――――――
From 宮田 純

今向かってるよー
多分1時限には間に合わないと思うけどねー(笑)

――――――――――


何が(笑)じゃボケー!!!


こっちはアンタの心配してやってるって言うのにさぁ。


それを思うと何だか腹がたってきてしまった。


純は全く悪気はないと思う。


でもそのことも私の苛立ちに拍車をかけた。



もう心配なんてしてやるか!!


ふてくされて私は数学の時間ずっと顔を伏せていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ