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天然男子を攻略せよ

第1章 幼馴染みな二人



「純ってばまた寝癖ついてるけどー?」


と言って私は少し背伸びをしてピョンとはねている寝癖のついている純の髪に手を伸ばした。


168センチで背の高い方の私でも180センチの純には敵わない。


「だって今日朝寝坊しちゃったんだもん。」


てへっ!っというような笑顔をこっちに向けた。


「…うん。知ってるよ。だって今日の朝起こしに行ったの私じゃん。」

「……えっ?!なっちゃんが起こしてくれたの?僕はてっきり母さんだと……。」


目を丸くして驚いているのを見ると本当に気付かなかったようだ。


全くー……これだから純は…。


私は呆れたと言わんばかりのため息を一つついた。


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