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自殺の仕方

第1章 【自転車自殺】

もし自転車が倒れて、まだ息が続いていたのなら、死ぬことがどれだけ大変かわかる。

生きるよりも大変だ。

そして、その四肢を地につき感じるだろう。

今、生きているんだと。

自殺を考えていた頃よりはっきりと、正確に、実感出来るのではないか。

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