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トライアングル・ラブ

第20章 “欲しいもの”



「当たり前だ。そのために買ったんだから。」

「え?そうなの?ありがとー!おいしー!」


私は素直に嬉しかった。
だってわたあめ大好きだもん。

でも、なんでいきなり買ってくれたんだろ?


「…山ちゃん。」

私はわたあめを食べるを止め、左手に持っているウサギのぬいぐるみを見ながら言った。


「なんだ?」


山ちゃんは私が何かを話すのを分かっていたかのように、優しく聞いてきた。


「山ちゃんは、欲しいものある?」

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