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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



「未成年がお酒なんてダメダメよ?ま、山ちゃんが必死に頭下げてたから、とやかくは言わないけどね~。」


山ちゃんが頭下げた?

ダメだ。
全く記憶がない。


私は朝食が用意されているテーブルに座り、時計に目を向けた。

時計の針は“8時32分”を指していた。


あれ…。
確か9時に待ち合わせ…?


「わーっ?!ヤバイっ!」


時間ないっ!
私は目の前のパンを頬いっぱいに詰め込んだ。

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