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「 Te amo。」

第7章 2年生 ー 新しい出会い ー

学年主任の長いお話は全く耳に入ってこなかった。

よくよく考えてみれば、モーニングコールをするはずが逆に黒澤くんに起こしてもらっている私。さらにあまりの恥ずかしさにあっさり電話を切る始末・・。


怒られて当然だ。

「はぁ・・・」とため息をついてしまう。

ブー ブー ブー

ポッケの中のケータイが振るえた。

先生に見つからないように制服のブレザーに隠しながら画面を開いた。


メールの送り主は、黒澤くんだった。

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