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「 Te amo。」

第8章 両想い。

あの後ギャラリーのテンションが上がり過ぎて大騒ぎになり、ついに先生が来て即刻解散となった。


私はというと・・・黒澤くんに手を引かれ解散の波に紛れて部屋を出ていた。



通路をしばらく歩いて右に曲ると階段があった。

誰もいない静かな場所。


黒澤くんは階段を少し上がって腰掛ける。
手はまだ繋がったままで、向かい合わせに私は黒澤くんの前に立った。



ちょうど目線が同じくらいになる。

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