テキストサイズ

「 Te amo。」

第11章 友達。

練習が終わって席に戻ろうとしたけど、悔しくて悔しくて涙が出てきてしまった。

次の曲の練習が始まり今度は秋代先生が伴奏をする。


歌が始まり、私はそのまま後ろの方に行って隠れて泣いていた。




「柚子。」

顔を上げるとすぐ近くに渉と蒼がいた。

渉はポンポンと頭に手を置いて笑顔で言った。


渉「泣くな? みんな柚子が頑張ってること分かってっから。 な?」


蒼「そうそう! 毎日部活終わった後練習してるじゃん! エライよw みんなアカペラでも頑張って歌ってたでしょ?」



みんなアカペラになった瞬間ボリュームを上げて歌ってくれていた。
盛り上げてくれていた。
それがとても嬉しくて、ありがたくて、でも。。。そんなみんなに申し訳なかったんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ