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「 Te amo。」

第14章 卒業式。

合格発表を終えた駆と僕は家に報告の電話をし、そのまま学校へ向かった。



「ビックリすんじゃない?」

「はは。浜ちゃん心配してたもんね、駆のこと。」


浜ちゃんは僕たちのクラスの担任。
駆は最初偏差値がギリギリだったので浜ちゃんに相当心配されていたのだ。



でも浜ちゃんも驚くほど駆は頑張って偏差値を上げていった。

「俺がんばったもん!」

「うん。頑張ってた。」


軽い足取りで校門をくぐる。


その時だった。

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