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「 Te amo。」

第5章 文化祭

【黒澤】

駒見を無理やり引っ張って屋上まで来た。

駒見はなぜこんなことされるのかきっと分かってない。



息を切らしている駒見に、
俺は我慢出来ず強い口調で言った。

俺「そんな格好してるからだ!」

駒見「えっ!?」

俺「朝、言ったろ? 駒見は全然分かってないって。」


そう、分かってないんだ。


駒見はけっこう学年でも人気で密かなファンは多い。

・・・けど、 “真面目で大人しい”

このイメージは強く、軽く手は出しにくい。

本人は「全くモテない!」
と言っていたが、本当の理由はこれだ。

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