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みえない鎖

第13章 意識

「メインディッシュを変更して正解だったな。まだ足りねえけど」

割れ目から指が抜かれると、アキ自身の濡れた手をペロリと一舐め。

どうやら今日は心行くまで、アキに食べられちゃうらしい。文字通り肉食ぶりに、

「私を何だと思ってるの」

ってくすくす笑いながら、問い掛けたら、返ってきた声は・・・。

「甘い果実」

思いのほか真剣な声。

「・・・っ」

びっくりして見上げると、アキの顔は真剣で。

「だれにもやらない」

近付くアキの顔。

「瑠璃は俺のもの。イヤとは言わさねえ」

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