テキストサイズ

みえない鎖

第18章 微妙なずれ

アキは何故か私から目線を反らさない。険しい表情に鋭い目線。

何か・・・?

でもそれ以上の何かは読み取れない。

「解った、行く」

という言葉と共に電話を切ると、

「仕事が入った」

「みたいね」

「行ったん家に寄って、バイト先まで送る。それから俺も仕事。明日は・・・?」

「シフトでは休み」

「なら、今日と同じようにバイト済んだら、迎えに行く」

「いいよ、忙しいでしょ?」

今日は仕事では無かったから、送って貰ったりしたけど、それが当たり前じゃないって事は解ってる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ