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みえない鎖

第26章 歯止めと暴走

何が可笑しいのか、クスクス楽しそうな瑠璃。

目の前の濡れた唇から漏れる笑み事、深く口づけると、何の躊躇もなくそのまま舌が絡まるが、

その間も忙しなく動く瑠璃の手。

目隠ししている筈なのに、全く問題はないようで、唇が離れると同時に、気が付けば上半身には何もまとっていない状態で、

その上、瑠璃の手が伸びたのは、
・・・ベルト。

「何やってんだ」

問うが、瑠璃の反応はない。

瑠璃がその気なら、それなりに相手してもいいか・・・と思い始めた。

どちらにしろ、薬が抜けきらない限り、瑠璃は元には戻らない。

カチャカチャと金属音。そしてシュルッという音とともに外されるベルト。

既に下は反応してる。この状況で、反応しねえ男はいるのかよ?

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