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みえない鎖

第27章 根回し

気が付けば、外は明るい。

「・・・・・・どこ?」

寝ぼけて、今いる場所が一瞬ピンと来なかったけど・・・。

「寝てたんだ・・・」

頭がまだすっきりしない。視界を覆っていた布は既になく、家のベッドの上で、普通に寝ていた。何も着ていない、けど。

「・・・っと」

覚えているのは、元カレに変な薬を飲まされて、強行突破をアキが止めて、その後私に目隠しして・・・、

「それから、何、だっけ?」

後は夢なのか現なのか、断片的な記憶。アキに色々甘えたというか・・・。

身体の奥が、シた後のいつもの名残を主張するから、シちゃったのは間違いないよう・・・で。

何故か頬が赤くなる。って今更、照れてどうするんだろ。

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