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みえない鎖

第8章 “アキ”という名の毒

目線が外せないまま、熱に浮かされた様に、両足を閉じて膝を立たせた状態で合わせると、ゆっくりと腰を浮かせる。

そしてパンティに両方の親指をかけ、ゆっくりとずらしていく間に、躊躇する私と暴走する私が交互に身体を支配する。

「興奮してるな」

アキは立ったまま、私の様子を見下ろしている。まるで視姦されてる感じが・・・して、はぁはぁと息が上がる。

「瑠璃の意思で俺に堕ちろ」

見られている事を自覚しながらゆっくりとずらす。この状況だけ見たら、私が誘ってるとしか見えない・・・。

時間の流れがスローモーションになった気分で、ゆっくりと滑らせる薄い布地。

唯一隠していた部分が曝け出され、空気に触れると、羞恥心と奥底から高ぶる何かに押しつぶされそう。

耐えられなくなって・・・目を閉じる。

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