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みえない鎖

第12章 清めるカラダ

ネチャッネチャッと粘着質な音を奏でる。勿論、隣の湯船にお湯が入っているからか、耳に届きにくい。

けど、指や割れ目の感触からしっかり音が聞こえる気がして・・・。

「・イイ・・。で・もダ・・メぇ」

感情がぶれる。でもアキがいない今、この熱を自分で発散させたって、解りはしない・・・よね?

ばれなきゃ、いいよね?
湯船の音が響くし、シャワー室はドアも閉まって区切られた空間だし。
ばれたくないなら、早くイッちゃった方がばれないよね?
今のまま、もう止めるなんて無理だし。

もう、キモチヨクナリタイ、し。

溢れ出る滑ったものを割れ目に塗りたくって、指をネトネトに濡らすと、そのまま指2本をゆっくり・・・入れる。

「・はうっ・・・」

軽くピクンっとはねる身体。

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