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アリスは処女

第2章 パーティー


「クリッジ。
バールを連れてきたわ」

「バール…!
後は任せましたよ!」

「え?ちょ、なに?なに!?」


バールは人前に立つなり
戸惑い始めた。


「えー皆さん初めまして
私は執事長のバールです。
こんな綺麗な姫方達に
囲まれて私は幸せでございます!」


そのバールの言葉に
お客様達がざわめき始めた。


「何を
言っているのかしら、あの人は…」

「少しお下品ではないですか…?」

「よく見れば、女性ばかりですし…」


まさか……
招待状を出したのって…


「クリッジ、あなた
バールに招待状を……」

「はい。招待状なら
バールにお任せしました」

「はぁ…全く……」

「それが何か…?」

「バールが招待するのは、
綺麗なお嬢様しかいないでしょう…」

「あ…!
も、申し訳ございません…!!」


今からでも
呼べる人は呼びましょう....

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