
君がくれたぬくもり
第19章 宣戦布告
「大丈夫だよ…?
泣いてないよ……?」
「……強がり(笑)」
岳はクスッと笑って陽菜の頭を自分の胸に押し付けた。
岳の胸板、好き…
すごく安心するの。
「もぉ…
また眠くなってきちゃう…」
「……やめろ。
その顔すげぇ欲情する…///」
「んーー……?」
ずっと……
ずーっとこのままでいたいなぁ……
……
…
「…マジ寝?」
立ったまま寝息を立てる陽菜に岳は嘆息した。
「しゃあねぇなー…」
岳は陽菜を抱き上げた。
腕の中にすっぽりとはまる小さな陽菜…。
その腫れたまぶたにキスを落とす。
「絶対守るからな…」
眠っている陽菜をベッドに倒し、頭を撫でた。
―――――――……
