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「いつまで待っても岳は迎えに来てくれないんだよ…。
悲しいけど、悔しいけど…もう諦めた…。」


「それって逃げじゃん。
岳兄は迎えに来てくれるよ!!」


「陽菜もそう思ったよ!!
でもいつまで待たせる気なの？いつまで待てばいいの？」


「それは…」




怜香は口ごもる。




「西田さんね、優しくてすごくいい人なの。陽菜…ずっとそばにいてくれる人がいいの。」


「陽菜……」




陽菜は怜香の手を振り払い部屋に戻った。




もういいの…




来ない迎えなんか待ってたらきりがないよ。




もう傷つきたくないから…





陽菜は…



新しい恋をします。