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君がくれたぬくもり

第26章 再会






「陽菜、おみくじどうだった?」


「大吉!!」


「まじでぇー?俺、吉だぜ?
中途半端ー…」




目の前でがっかりと肩を落とす輝雄。




年の明けた今日、元旦。


陽菜は輝雄と初詣に来ていた。




「ドンマイ♪」




輝雄の肩をポンッと叩く。



輝雄は「ま、いっか」と笑った。




「…にしても腹減ったな。」


「ご飯食べて来なかったもんね。」


「どっか食べに行こっか。」


「うん!!」




寄り添い、手を繋ぎ、歩き出す。



寒いのに繋がった手はあったかい。



この温度が好き…




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