
君がくれたぬくもり
第12章 月と狼
「岳の…いっぱい……///」
「……舐めるか?」
岳は指でお腹の精液をすくうと陽菜の口に指を入れた。
「んぅ……!!?」
口いっぱいに広がる苦くてなんとも不思議な味……
おいしくは……ない。
「……まずい…」
「…だろうな。」
岳は苦笑いをして、ティッシュでお腹についた精液を拭き取ってくれた。
「今日はここで寝てもいい?」
「……あぁ。」
「えへへ…」
陽菜は岳の布団に潜り込んだ。
岳の匂い……
すごく落ち着く。
「…お前はこっちだろ」
岳は自分の右腕を広げた。
腕枕?
いうとおりに腕に頭を乗せる。
何だか慣れなくて恥ずかしかったのでずっと窓の外を見ていた。
綺麗な満月も陽菜たちを見て恥ずかしく思ったのか
雲で隠れてしまった。
